キングマサ(KING MASA)のファッション×カラダ作りに迫る!

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日本でも屈指のスニーカーコレクターとして知られるキングマサ(KING-MASA)氏。

一方で「ファッションとトレーニングは切っても切れない」と語るほど、カラダ作りにもストイックな一面を持っている。

そんなキングマサ氏自身のファッション感やトレーニングの考え方ついてインタビューさせていただきました。

Contents

ストリート文化との出会い

―ストリートやスニーカーという文化に興味を持ったきっかけは?

きっかけはストリートファッションがすっごい流行ったときにAPEやSupreme、Stussyといったブランドを海外の黒人やアーティストが着てるのを見て「めちゃくちゃかっこええなぁ」と思ったんですよね。それで僕もあんな風になりたいなと思ったのがきっかけですね。

ただ当時は僕も小・中学生ぐらいでめちゃくちゃ若かったんでなかなか買えなかったんですけど。そのときの憧れみたいなのが今のスニーカーへの情熱につながってますね。

よく海外とか行くとわかるように、そういう人たちってスニーカーがすごい似合うんですよね。で僕が履いてみるとあれっ?みたいな。

もう当時はすごく太ってて体重105kgあったんですよね。Gパン36インチ入らずで。

名刺のやつがその時の自分です(笑)

―今からは想像できないですね(笑)

服好きやのに似合わへんからっていうことで筋トレして似合うカラダになりたいなと思ったのが筋トレ始めたきっかけなんですよね。

でもずっと小学校・中学校肥満体で、高校生のときにおやじに言われてジムに行ったんですけど、やっぱりトレーニングって人に言われてじゃぜんぜんだめなんですよね。

家の近くに鴨川あるんですけど、夏場に鴨川で髪の毛だけ濡らして汗かいたふりして帰るみたいなこともしましたよ(笑)

―やっぱりNIKEが好きですか?

NIKEは好きですね~(笑)

まあ全部が全部NIKEだけっていうわけじゃないですけど。

―NIKEにこだわる理由は?

まあずっとストリートが好きで、僕は学生時代アメリカで過ごしたんですけど、そのときもかっこいいと思った黒人たちがだいたいNIKEを履いてたんですよね。

ジョーダンとかエアフォースなんかもすっごいかっこよくて。

黒人はこういうのなんでも似合うんでずるいなって思いますね(笑)

―NIKE以外で履くスニーカーはありますか?

ぜんぜん、AdidasとかVans、CONVERSE、PUMAもいろいろと履きましたよ。

ただ履いてみて自分のスタイルに一番しっくりきたのはやっぱりNIKEですね。

―一番よく履くスニーカーはなんですか?

うーん、基本的に毎日おんなじスニーカーは履かないので、これが一番って絞るのは難しいですけど・・・

ジョーダン系よりはエアマックスとかフライニットとかのスポーツ系が多いですね。

やっぱり移動のときも楽だし、それこそぱっとジム行けたりするんでそのへんが多いと思います。

―今年もいろいろ話題のスニーカー出たと思うんですが一番良かったのは?

個人的にはKAWSのジョーダン4ですね。

もちろんデザインもそうなんですけど、何よりいろんな人が助けてくれてやっと買えたものなんでそういう背景もふまえてです。重みがありますよね。

あとはやっぱりVirgil Abloh(バージル・アブロー)のコラボがやばかったですよね~。

わくわくしましたよ。

―ストリートブランド以外も見たりはしますか?

もちろんよく見ますし好きですね。

実は僕けっこうイタリアのクラシックなモノなんかも大好きで、キレイなジャケットとかコートに革靴みたいな。昔はそれこそそういうのばっかりでしたよ。

ただその時に、何にもない平日とかにもそんなかっちりした格好してたらしんどいなと思って。

一時期、本当にイタリアのファッションが好きで、大学でも専攻をイタリア語に変えたこともありますよ(笑)

キングマサのファッション感

―自身のブランド「Always Out Of Stock」をはじめたきっかけは?

もちろんもともと服が好きで、いろんなストリートブランド買ってて、そこから自分がもっと着たい服を自分で作りたいなと。

自分で育てて世界に発信できたら楽しそうだなと思ったのがきっかけです。

もともと海外で生活してて、いろんなメディアに出てくるブランドっていうのは見せ方とか表現がうまくて、「おれもあんなんやりたいなぁ」と思ったのがきっかけなんですよね。

ブランド自体、自分でTシャツ作りたいっていうことなんかは中学生ぐらいのときから思ってました。実際出してみていろんな反響があるのもうれしいですし楽しいですよ。

―インスピレーション受けるアーティストやデザイナーは?

やっぱり海外のアーティストが多いですね。

ASAP Rocky(エイサップ・ロッキー)であったりTravis Scott(トラヴィス・スコット)であったり、スタイリングやサイズ感がとにかくかっこいいですよね。

やっぱりあとは「Fear Of God」のJerry Lorenzo(ジェリー・ロレンゾ)もかっこいいですし、彼もかなり鍛えてますよね。

基本オーバーサイズのTシャツ着てますけど、それでもいいカラダしてるのわかりますよね。

―今はこぞってオーバーサイズが主流になってますよね

以前はジャストサイズのTシャツなんかも流行ってて鍛えたカラダが目立ってましたけど、今はオーバーサイズが主流になってきてて。

オーバーサイズだからこそある程度カラダを作っておかないとかっこよくないんですよね。

―ブランドのテーマはどうやって決めてるんですか?

とりあえずシーズンごとに一つのメインテーマを決めてやっています。例えばこの前なんかは食べ物シリーズやったんですけど。

ちょっとかわいいチックになったんで、次は少しクールな感じでやりたいっていう何となくのイメージがあって。

それをもとにレギュラーラインを作りつつ、スポットで例えば軍物とかっていうテーマを持ったものを落とし込みたいと思ってます。

オリンピックシーズンになれば、各国のイメージを反映したようなものなんかも作ってみたら楽しそうかなって思ってます。

―今後どういうブランドにしていきたいですか?

新しいこともしてみたくて、それこそイタリアファッションとストリートの融合とかね。

洒落たスーツに革靴っていうのが基本のスタイルだと思うんですが、僕の場合はスーツにスニーカーでしかもかぶっているのはNewEraみたいな。

Pitti(イタリアの展示会)とか行くと意外とそういうふうな着崩しかたをした人もいて、すごいかっこいいと思うんですよね。

スーツの上にSupremeのジャケット羽織っちゃったりとか。

で、いまそういうスタイリングを提案するブランドって日本にあんまりないんですよね。

モードとストリートの融合なんかはよくありますけど、ストリートとクラシックっていうのがぜんぜんなくて、そこをどんどん押し出していくのも面白いかなって。

―コラボなんかも考えてますか?

実はイタリアのデニムブランドのSIVILIA(シヴィリア)とコラボしたデニムを作ったんですよね。

イタリアのデニムっていうとテーパードがかかってて、丈は短めでローファーで合わすみたいなのが多いんですよ。

ただイタリアのデニムブランドが今の若い子にどうやったら受けるのかって考えたときに、僕はタイトなシルエットにもっとストレッチをきかせて、丈も長めで足元にたまるようにして今風のデニムを作ったんですよね。

それが3月にバーニーズさん限定で発売するんですけど。

どっちかっていうともっと今の市場にないもの、新しいものをバンバン提案していかないと僕は面白くないのかなと思ってますね。

―挑戦してみたいことはありますか?

素材のところでいうとカシミアとかやってみたいですよね。ストリートブランドがカシミア!?みたいな(笑)

もちろん値段は高いんですけど、それだけ物作りやクオリティにもこだわりが見えるブランドにしていきたい。

スニーカーへの情熱もモノづくりへの情熱も貫き通すっていうのが自分のスタンスなんで。

値段は高くなっちゃうんだけど、それなりに良いモノを作って発信していかないと。

せっかくバーニーズさんともコラボしてそういうところに置いてもらってるんで、ブランドとしても良いモノっていうのを出し続けていきたいですよね。

―モノへのこだわる視点はどういったところで培ったんですか?

それこそPitti(※イタリアの展示会)とか行って実際に見ているからこういうことも分かるのかなっていうもあると思いますね。

ストリートだけ見てたらこういうことも分からなかったと思うんですよね。

今もシャツとか作ってるところなんですけど、ストリートのシャツってボタンがプラスチックだったりするし、柄合わせなんかも袖と身頃やポケットなんかしてないブランドがけっこうあるんですよね。

それがイタリアで作られるモノなんかは全部ピシッとキレイにきまってるんですよ。

そういう丁寧なモノ作りのスタンスを自分のブランドにも落とし込んで、プラスチックボタンじゃなくてシェルボタンで、それだけでけっこう高いですけど(笑)

安いものなんかはだれでも作れると思うんで、僕は良いモノにこだわっていきたいです。

―他にもおもしろいアイデアはありますか?

たとえば服屋でポップアップってまあ当たり前なんですけど、僕のブランド的にはそうじゃなくってコンビニやスーパー、ガソリンスタンドなんかでポップアップのお店を出すのとかもやってみたいです。え?なんで?みたいな(笑)

そこが良いんです。そんなことをやるのが新しくておもしろいと思う。

インスタグラムなんかで、たまにストリートのスタイルでイタリアのクラシックなコートを着てる画像をあげてみたりするんですけど。

それに対して「そうじゃないだろ」っていう否定的な反応も多くて、それが逆に楽しくて(笑)

こういうのもありなんだって分かる人に分かってもらいたいです。それを見て合う合わないって判断するのは人の個性であって、一つのジャンルしか知らないのは楽しくないって思います。

スーツも好きで、ストリートブランドなんかが好きな人に理解してもらえれば、僕はぜんぜんそれでいいと思ってるんですよね。

キングマサのトレーニングについて

―冒頭でも少し出ましたが、トレーニングを始めたきっかけは?

昔ものすごく太ってたんで、それこそ服を似合うような体型になりたいと思ってトレーニング始めたんですよね。

当時から好きだったAPEやSupremeをかっこよく着たいなっていうのがまずありました。

あともう一つ、アメリカではアジア人っていうだけで少しばかにされるところがあるんですよ。

サーフィンよくするんですけど、波を譲ってくれないとかね。

じゃあこいつらよりいいカラダになってなんとかしてやろうと思って筋トレに力をいれました。

海外でスニーカー販売の列に並んでいるとでかいヤツとかが割り込んできたりとかもあって、カラダ負けしちゃうんですよね。

そこで格闘したりとか、そういうこともたまにあるんですよ(笑)

―そこから本格的に大会に出るようになったのは?

服をかっこよく着たいと思ってトレーニングしてたんですけど、ある程度くるとそれ以上は絞れなかったんですよ。

そんなときに金子賢さんに出会って、スニーカー好きやったんで最初はスニーカートークで盛り上がったんです。

そのうちに「俺大会やるから出てみたら?」と言われたのがきっかけで、さらにトレーニングや食事管理について本格的にやり始めて、2015年にサマースタイルアワードに出ましたね。

2016年もずっと大会を視野にいれつつストイックな減量とかもしたんですけど、そのときは頭も回んなくなって仕事にも支障をきたすぐらいかなりきつかったですね(笑)

―カラダを鍛えていてライフスタイルに影響したことはありますか?

やっぱりそこまで真剣にやったら人間ってこんなに変われるんやって分かりましたね。

減量してから65kgまで落としたんで、まあマックス105kgのときから40kgは体重落としてますからね。

目標があるのとないのとではぜんぜん違うんですよね。仕事も、トレーニングでもなんでもけっきょく続けることが大事だと思います。

努力なしに簡単にできるものなんて、なにもないですから。

楽してものを得ることっていうのは難しいって気づいてから、仕事にしろ恋愛にしろ、人生すべてにおきかえて考えると、一つのことを成功させたら他のことが簡単に見えてくるように思えますね。

―カラダを鍛えるうえで意識していることは?

僕は例えどれだけ朝早くからスニーカーの販売に並んだとしても、ぜったい筋トレはするんですよね。なんせ太りたくないんで(笑)

とりあえずカラダ動かさないとっていうのがあるので、とにかく毎日ジムに行くことですね。

僕の場合は朝早くにジムに行ってから仕事に行くことが多くてその方が頭がすっきりして仕事モードになれます。それこそ歯磨きするのと同じで生活の一部になってますね(笑)

ただなんでもそうですけど、できだしたら楽しくなる。仕事も結果が出始めたら楽しくなりますよね。

カラダも出来上がるまでがなかなか難しいんですが、少しでもカラダが変わり始めて楽しいというところまで持っていけたら勝ちだなっていうのはありますね。

―これからトレーニング始める人にアドバイスするとしたら?

ジム行ったほうが良いんですか?ってよく言われるんですけど、もちろんカラダを鍛えることも前提でやっぱり重要なのは「食事」ですよね。

けっきょくどれだけ筋トレして筋肉をつけたとしても、食事管理をしなければ痩せていかないんですよね。

それこそ本当に痩せたいっていうんであれば、ジムにいってパーソナルトレーナーに教えてもらうのが一番近道だと思いますよ。

お金はかかりますけど、最初に正しいトレーニングや食事管理の知識を身に着けてしまえば、そこからは自分でできるし効果も実感できて楽かなっていう。

ぼくもアメリカで最初はお金払ってパーソナルトレーニングつけたんですけど、お金払うとやらなあかんっていうプレッシャーがあるんで。

知識ないところでやったって、なかなか変わりませんから。ただジムいって「あ~カラダぜんぜん変わらんなって」なるんですよね。

それだったらジムに通うお金も、時間も労力もすべて無駄になりますよね。

―また大会出場を目指したりする予定はありますか?

いずれまた出ても良いかなとは思っていますけど、今は服作りの方に重点をおいてるんでいったんはそこに集中したいです。

ひとつ言いたいのはトレーニングにばっかり集中して仕事をおろそかにするっていうのはだめ。それぜんぜんかっこよくないですよね。そういう人を何人か見てきたんで。

仕事でもカラダ作りでもプライベートでも、なんでも成功することがかっこいいと思う。

すべてにおいてバランス良いほうがかっこいいじゃないですか。

パッと見はかっこええけど、中身は?っていうのが一番怖いですよね。

最後にいろいろ聞いてみました

―スニーカー何足持ってるんですか?

500足以上はありますね。そこらじゅうに転がってますよ(笑)

ものによるんですけど、飾る用のものあれば、履く用のもありますね。

レアなやつなんか何足か揃えておきたいんですけどまあなかなか手に入らないんでね。

ジョーダンも来年は数絞るって言ってるんで、また大変になりそうです…

―今一番狙っているスニーカーは?

Virgil Ablohのジョーダンがまた出るんで楽しみですね。

あとはJerry LorenzoもNIKEとコラボするっていうのでそれも興味深々ですね。

―そういった情報はどこから得るんですか?

まあ海外のサイトだったり仲間だったり、あとは自分でサイトも運営しててプレスリリースなどですね。

―これからの夢や展望は?

とりあえずは自分のブランドを世界に発信したいとは思ってるんですけど、その前にいまいろんな人に助けてもらってるんで、その人達に感謝しながら生きていきたい。

そうやって生きていけばきっと人生もうまいこといくだろうなって信じてるんで。

いろんな人に感謝していこうと思います。

 

◆プロフィール

・キングマサ(KING MASA)

日本屈指のスニーカーコレクターであり、自身のWEBサイト「HI-LIFE-SB」でストリート情報を配信。また2016年より自身のアパレルブランド「Always Out Of Stock」を手掛けている。

一方でSummer Style Award2015でベストスタイル部門ファイナリストにも選出されるなどカラダ作りにもストイックに取り組んでいる。

 

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